冬なのに夏ミカンを貰いました。
木になったまま冬を迎えたのでしょう。
田舎ではこの時期、黄色く大きなみかんがぶら下がっている光景を、どこでも見ることができます。
おばあさんが、趣味でやっている庭先の小さな畑の隅っこ、またシンボルツリーとして庭木にしている家も良くあります。
常緑の葉っぱがピカピカで、黄色い実とマッチして素朴な景色が美しいです。
私も今年、夏ミカンを一本植えてみようかなと思っています。
頂き物の夏ミカンを、皮と実に分けて、実は美味しく頂きました。
サラダに入れてみたり、塩を振って食べてみたり。
問題は大量に出たゴミ(外皮)です。
いや、これはゴミとして捨てるには勿体ない。
と言うか、ごみ袋が勿体ない・・・。
ケチの根性が全開です。
そうだ、砂糖で煮てオレンジピールを作ってやろう!
そう簡単に考えた私が甘かったのです、と、その時の私に教えてやりたいですが。
オレンジピールはジャムとは違うので、そんなに煮詰める必要もないけれど、案外時間が掛かりました。
たぶん水の量が多かったのだと思われます。
そして無事、オレンジピールが出来上がり、瓶詰したわけです。

保存大好き人間ですから、瓶は沢山持っています。
さぁ、その次の段階です。
そのピールを一枚ずつ細切りにして、それを一本ずつ丁寧に網に並べます。
半日自然乾燥するとベトベトしなくなるはずですが、何故かベトベトのまま。
仕方がないから、100℃のオーブンで14分加熱しました。
そしてさらに自然乾燥する事数時間。
ようやく手で触ってもべとつかない状態にまでなりました。
それを砂糖にまぶして、出来上がりはこちら

本当は、チョコにまぶしてオランジェリーを作る予定でしたが、その為にはもう少し幅と厚さが必要ですね。
次回は、皮の内側にあるワタを削り過ぎないようにします。
そして、水は少なめで煮詰める事。
更に、乾燥はオーブンを使う方が確実。
これはもはや、節約お菓子ではないのでは。
大量の砂糖と光熱費と手間暇かけた、お茶席に出てくるような高級菓子ですね。
でもそのお味は、大大満足!
叔母に2パック、母に1パック、私はあんまり食べない・・・。
砂糖の量が凄い事は、作った本人だけが知る事実です。
こんなことをしていると、ふとターシャチューダを思い出しました。
怠け者の手は悪魔の遊び場
ターシャチューダの名言
私の手は決して怠け者の手でなはいと自負しております。
それもこれも、使い切って終わらせる、モノの始末にこだわった結果です。
これをけちと言う人もいますが、当の本人は心安らかに満足感に浸っているのが常です。
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