日本の少子化問題が深刻化する中で、来年1月以降に生まれた子供1人当たり10万円分のクーポン給付という政策が打ち出されましたね。
今後政治キャンペーンの一環としてそういった少子化問題に焦点を当てた色んな給付が生まれそうな予感がします。
でもこれって根本から少子化問題を改善する事になるのでしょうか?

何だって貰ったら嬉しいわよ~。
これはもっと広範で長期戦を覚悟した改善が求められる重大な問題だと思うのです。
働く女性には過酷すぎる出産・育児問題
現代は女性も国を支える働き手として男性と同様にカウントされていますね。
でも、妊娠して出産するのは、人類の始まりから女性の役目である事は変わりません。
この期間はどんなに体力のある女性でも仕事を一旦お休みする他ありません。
そして運よく復帰できたとしてキャリアがそれまで通りである人は、相当優秀な人材であるかラッキーな人です。

そもそも、出産育児休暇が取れる会社ならいい方なのかも。
これが現状なので2人目、3人目とはいかないですよね。
更に仕事と同時並行で育児をやるってこと自体が、どうかしていると思うんです。
子育てに仕事に一日中大忙しのはず。
この様に極端に時間が足りないのが現状の問題ですよね。
男性の育休取得とかじゃなくて単なる労働時間の問題

だったら、世の中の労働時間を8時間から4時間に減らしたら良くない?
例えば夫が9時~13時まで働いて、残り20時間はフリータイム。
妻が13時から17時まで働いて、残り20時間はフリータイム。

互いのフリータイム時を育児に充てるワン!
夜は家族全員そろって夕食。
随分と余裕が生まれますよね。

独身の私が午後は丸々フリータイムだったら、その時間を副業に充てます。
必要なら資格試験の勉強も始めます。
親の介護を同時並行する事も可能です。
教育の無償化
そもそも育児中もどうしてそんなに働くかのかというと、生活費はもちろん大半は教育費の工面だと思います。
一般的に、一人の子供を大学まで進学させるには養育費+教育費で1千万~3千万円と言われています。
年収差はありますが、夫婦でフルで働いてやっとですよね。
更に自身の老後資金も必要ですし。
一人親なら尚更ハードルが高い。
奨学金制度を利用する手もありますが、就職と同時に多額のローンを背負う事になり本人の資産形成どころじゃないんです。
本人の婚期が遅れる、又は諦めるという負の連鎖。
ならば、大学まで無料でいけるようなシステムになれば良いですよね。
貧富の差で教育が受けられないというのはもう時代遅れの思想でここらで終わりにしてもらいたいです。
その代わり、大学を出ただけのアホな日本人ばかりが増えないようにする事も重要ですね。
入り口を広げて出口を狭める、超難関ゲームを突破するイメージですね。
国民の税金を使うわけですから、責任は重いです。
肉体労働のオートマチック化
頭のいい人たちが考える事って、凡人が想像もしないような事なんですよね。
そういう人たちが産業ロボットを作る為の支援金をもっと増やすべきだと思います。
テクノロジーを駆使して危険な仕事は人間から機械にとって代わるべきだと思います。
私が働く業界では事故撲滅の集会が毎月開催されます。
毎回同じような事を動画で見て、同じ結論を出すだけで、時間の無駄なんですよね。
人の命を守る行動というよりは、事故が発生した時の責任元を明確にするための作業が増えているだけのように感じます。
結果、無茶苦茶作業手順が増えて、労働時間が増えるわけです。
今後テクノロジーの発達を期待して、事故っても修理すれば全然OKって言う流れが出来る事を祈ります。
肉体労働者はそれでも残る
3K(キツイ・汚い・危険)と言われる職種が全てオートマチック化しても、やはりそれを監視する人や細かい作業は人の手が必要です。
今後肉体労働者にもIT技術とコミュニケーション能力は必要になると思われます。
現に私の職場でも、作業報告書等は紙からタブレット端末で即時オンライン報告が義務付けられました。
年配の方は、これが嫌で何人か辞めてしまったんですが・・・。
課題クリアには時間と確実な積み上げが必要
上記のような課題をクリアしていくには、まず国民意識の改革から触れていく必要があるんですね。
更に個人レベルにまで意識が浸透するには相当の時間が必要だと思われます。
ただし、漏れなく全員が同じ方向に向く必要はないので、案外大多数の人の意識変化でも社会は変わり始めるのではないかと。
だって、世の中の大半は今の流れに乗っている凡人で出来ているから。

もちろん私もその凡人です。
以上のように個人的な発想を綴ってみました。
凡人が考える事なので、現実化することはないでしょうし、意見も様々あるでしょう。
とは言っても、意見を自由に発信できるブログっていいですね。
普段自分の意見を披露する場なんて、平凡なOLにはないですから・・・。
自分で考えて、それをまとめる脳トレーニングにもなりますよ。
以上、参考になれば嬉しいです。
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