先月買った本の中に 、97歳で現役看護師と言う著者のエッセイ 「死ぬまで、働く」がある。
まだ読めていないのだが、読みたくてうずうずしている。

そう言う状態は結構好きだったするので、もうちょっと塩漬けにして今はアメリカの戯曲を読んでいる。
読書中の戯言
私は読書をすることが好きな方だが、決して読書家ではないし本の虫というわけでもない。
本物の読書家は寝食惜しんで本を開いているのだと思う。
私は迷わず寝る事を優先している。
平日は大体9時に就寝する。
8時間睡眠が自分にとってのベストだと体が言っている(様な気がする)。
社会人になってからの生活で、ここはほぼ変わっていない。
というよりも、その環境を変えたくないので、定時で帰れる今の職場に居座っている。
募集要項に残業無しと書いてあっても、普通に残業しているなんて事はよくある事だ。
私にとって転職はギャンブルなので、出来るだけ避けたい。
今の職場で定年まで逃げ切れればいいなと願っている。
さておき、寝食を読書よりも優先している私には本を読む時間と言うのは極端に少ない。
会社の昼休みは自席で昼ご飯を10分で済ませて、歯磨き後30分は昼寝タイム(これは譲れない)
帰宅後、入浴と夕食を済ませて(お風呂も夕飯の支度も母親がしてくれている、感謝)後片付けなどをして、やっと本を開くのだ。
よって平日の読書時間は30分~1時間くらいだろう。
最近はブログに読書感想風な事を書いている為、しっかり読み込む必要が出てきた。
何ならメモを取ったりするので、読み進むのに時間が掛かっている気がする。
速く老後が来て、ゆっくり本を読みたいな~と本気で思うのだ。
大金を稼いでFIREした人をSNSで見かけるが、こういう時こそ心の底から羨ましく思うのだ。
人生の選択肢を一つ一つ間違って来た罰なのか、それともこれが私の限界値なのか。
それをよそに70代の母は未だに働いている事に同世代の友達への優越感を持っている。
母にとっては健康で働ける事と、人に必要とされる事と、若々しくしていられる事は自慢なのだ。
どうやら、旦那さんと年金暮らしで悠々と過ごす奥様方を羨ましいとは思っていないようだ。
以前驚異的な動画を見た。
91歳の現役OLの女性。
Excelのショートカットもバンバン使いこなす。
しかも他の社員と同じように8時間勤務。凄すぎる。
その人生の中で結婚、出産、育児、介護を経験しているのだろう。
動画はこちら↓
他人と比べても意味がない事は分かっているが、やはり私の人生はどこか地に足のつかない瘋癲の寅さんみたいだと感じる。
俯瞰して見ると、まぁそういう自分も面白いのかも知れないが。
そう言えば映画の寅さんは、経済的自由はないままに精神的自由を手にしていた。
これはある意味最強な生き方ではないだろうか。
少なくともそれが出来るだけの条件はそろっていただろうが。
例えば賢くて頼りになる妹さくらとその夫ヒロシの存在、東京の繁華街の一等地にお店を持っているおじちゃんとおばちゃんの存在、そして旅先で出会うマドンナ達。
現実にこんな人間を見た事はないが、これに似た人を何人も知っている。
私の叔母や叔父である。
優雅に風の吹くまま旅三昧ではなかったが、それに近いくらいの生きざまだった。
叔母に至っては、宵越しの金は現金7000円だった・・・。
男前の性格で皆に好かれていた(本人を前にずばずばものを言うのにだ)
叔母が死んだときは皆が号泣した。
決して早死にではない年齢だったのに、こんなに人の死が惜しいと思った事はない。
大抵の事はどうにかなる。
それを背中で教えてくれた。
だが計算通りにならない。
だから預金口座の額で安心を得られるなんて思わない方が良いかもしれない。
これは全くもって、負け惜しみ以外の何物でもないのだが・・・。
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