私には借金があります。
住宅ローンがあると言えば聞こえは良いのですが、あえて借金と言っています。
そう呼ぶことで、自分の資産が未だにマイナスである事実を自覚出来るからです。
超ミクロ経済問題
銀行口座に預金残高があっても、それは貯金ではなく、借金返済金なのです。
預金額が借金返済額を上回るまでには今から数年掛かります。
そこで、コツコツ数年かけて返済するか、繰り上げ返済を数回繰り返して、2~3年で蹴りを付けるか、それが今のところ、私の経済問題なのです。
コツコツ返済の場合
コツコツ毎月同じ額を返すことにする場合、私の精神的なストレスも淡々と続きます。
その代わりに銀行口座の預金額は、予定通り行けば増え続けます。
借金返済時にはある程度小金が溜まっているはずです。

何もなければね~

あの車、いつ故障するか分からないワン!
銀行口座にお金が貯まっていくと、何となく心に余裕が出るのは確かです。
そしてその余裕が仇となって、散財するなんて事も私には充分考えられるのですが。
繰り上げ返済の場合
今年から2~3年の間に繰り上げ返済を数回繰り返すと、返済時には手元に残る現金が目減りしているのは当然の事です。
昨年は大金を繰上げに回したので、すでに手持ち現金は大幅に減っています。
しかし、減った数字に慣れるまで数日も掛からなかったのですよね~。
その反面、私の貯金額はこんなに少ないんだと、心に刻まれる分、行動も慎重になったのは確かです。
例えば、安全過ぎる安全運転とか、吟味しすぎる買い物とか・・・。
また、忘れてはいけない事は、生活防衛費をどれくらいに見積もっておけばいいのか。
母と二人暮らしの私の場合、食費、光熱費を母親に頼っているので、年間のローン返済総額とプラスαが必要額です。
このプラスαが難しい
プラスαに含むものは人それぞれですが、最悪の事態をあれこれ考えていたら膨大な額になりました。
楽観的であり、慎重派な私の複雑な性格が、この経済問題に決着を付けられないでいます。
このことに関して母親の意見はあまり参考になりません。
これまでの人生で貯金をしたことがない人だからです。
色々考えていたら行動が後回しになってしまい、時間を無駄に過ごす事にもなります。
ですからある程度の人生設計を立てる事にしました。
私の老後の計画
会社員として出来れば65歳まで働きたいと思っています。
年金は繰り越して70歳から受給するつもりです。
現行では5年間延期すると、42%増しで毎月受給できるようになります。
そこで65才から70代までの5年間をどのように生きるかが問題になってきますね。
空白の5年間問題
昨年、私はこのまま独身でこのまま会社員を貫くであろうと自分の人生を浅く見積もってみました。
これまで恋人はいたのですが、一人時間が一番楽しいと最近はつくづく思うようになりました(^^♪。
ショッピングも外食も旅行も観劇も、一人で行く方が気楽で楽しめる気がするんです。
それが良いか悪いかは別にして、自分はそういう人間だったことに気づいたのです。
そこで私の取った行動は、iDeCo加入です。
毎月一定額を積み立て運用に回しています。
65才まで長期運用すれば、元本割れのリスクは少ない事と、途中解約が出来ないデメリットは飽きっぽい自分にはかえってメリットになることが決め手となりました。
その他所得税控除やら、受け取り時の節税方法など考慮するべき点はいくつかあります。
総合的に私にとってメリットが多かったので加入しました。
このiDeCoの一時金を、65才から5年間の生活費に充てようという算段をしています。
配当率が0%だったとしても(あまりにも悲観的)、月額9万弱は確保できるでしょう。
そこで私は65才までに、月9万円生活を身に着ける必要があるというわけです。
これで空白の5年間の生活は計算上何とかなるのです。
計算出来ないココロの費用
先程のプラスαに話を戻します。
これがどうも曲者だと感じています。
計算上、食費、光熱費、住宅の維持費など考慮しても9万円以内で収まるのですが、私の心次第でオーバーする設定になっています。
心がある以上、それに従わないわけにはいきません。
何かに興味が湧いてやってみようと思った時に、初期投資が必要だったりすると思います。
お金が原因で我慢する事が出来るでしょうか?
好奇心旺盛な私の事です。恐らく我慢できないでしょう。
また継続すれば維持費がかかります。その途中でまた心変わりすると、新たな初期投資が発生します。
これを我慢すれば着々とお金は貯まりますが、楽しくはないでしょうね。
独りで生きていくには、生活の中で楽しみがないと虚しさを感じます。
借金返済までこのプラスαをどんだけ使うのか・・・。
それが分かれば生活防衛費を計算できるのですが。
こんなことを考えていたら頭が熱くなってきました。
自由とお金は切っても切り離せない関係なのですね。
自分の身の丈を知る事
結論として、身の丈に合った生活をする事が一番だという事です。
収入の範囲内で買えないモノや事柄(習い事や旅行等)は身の丈以上の事だと心得るのです。
自分の身の丈を知る事が難しいんですよね。
そこで、このブログでも推奨している小さな暮らしが、資産形成のマインドのヒントとなれば幸いです。
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